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(2018/9/4)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:燕三条工場の祭典実行委員会 一般財団法人 燕三条地場産業振興センター
「Japan House London」と「燕三条 工場の祭典」のコラボレーションにより、展覧会が開催されます。
金属加工の産地、新潟県燕三条地域の名だたる企業が一斉に工場を開放し、ものづくりの現場を見学・体験できるイベント「燕三条 工場の祭典」は、2013年にスタートし、今年で開催6回目を迎え、2018年10月4日(木) - 7日(日)の4日間にわたり新潟県燕三条地域にて開催されます。
そして、2018年9月、ロンドンで開催される「London Design Festival 2018」の一環として、「Japan House London」と「燕三条 工場の祭典」によるコラボレーションにより、『BIOLOGY OF METAL: METAL CRAFTSMANSHIP IN TSUBAME-SANJO|燕三条 金属の進化と分化』展が2018年9月6日(木)から10月28日(日)まで、Japan House Londonにて開催される運びとなりました。
今回ロンドンで展示されるのは、英国では初公開となる、日本の最も優れた職人たちによる伝統の技と革新的な技術。
本展は、時代を超越した日本のものづくりの進化について、独自の洞察を通し、職人技、芸術、小規模産業がどのように伝統に組み込まれ、その時々の新たなテクノロジーを取り入れ進化させ、社会の変化に適応してきたかを探求します。
会期中にはワークショップの開催のほか、Japan House London 内の「The Shop」でも製品が販売されます。
開催概要
英文開催名 BIOLOGY OF METAL: METAL CRAFTSMANSHIP IN TSUBAME-SANJO
和文開催名 燕三条 金属の進化と分化
開催期間 2018年9月6日(木) - 10月28日(日) 10:00-20:00 /日・祝のみ12:00-18:00
開催場所 Japan House London
101-111 Kensington High Street, London W8 5SA, UK
High Street Kensignton駅から徒歩約1分
入場料 無料
本展の核をなすのは、伝統と卓越した職人の技、機能美への敬意。
本展は、ワークショップや展示を通し、職人達に出会うことで、
日用品の背後にある、英国ではあまり知られていないクリエイティブな
燕三条地域の金属加工をはじめとする技を探索する希少な機会です。
ジャパン・ハウス ロンドン 企画局長 サイモン・ライト
Simon WRIGHT
サイモン・ライト氏プロフィール
ジャパン・ハウス ロンドン 企画局長
30年以上日本に関わってきた経験があり、とりわけ、ロンドンの日本大使館との協業により、革新性と、新しい日本の才能に発掘を注力した展覧会のキュレーション及びプログラミングイベントに携わってきました。
WRIGHTE氏にとって、Japan House London とは、どのように日本の伝統を、現在、そして未来へと伝えるか、その方法を探求する場所でもあります。
イベント実績
Premiere Japan /2005-2011
Giant Japanese Jamboree /2008
Akari Lantern Project /2011
Festival of Love Tanabata /2014
Satsuma 150 /2015
Japan Matsuri /2009-present
参加工場
玉川堂
燕市で1816年に創業し200年の歴史を誇る鎚起銅器の老舗、玉川堂も、本展に参加します。江戸後期に東北の仙台の渡り職人が鎚起銅器の製法を燕地域に伝えると、玉川堂初代玉川覚兵衛は、燕地域で、高度な技術を要する鎚起銅器の礎を築きました。鍋・釜・薬鑵など日常雑器を製作し、のちに、より装飾的で芸術的な作品をつくりだすようになります。日本が初めて公式参加した万国博覧会であるウィーン万国博覧会へ明治6年(1873)に出品。玉川堂は日本トップクラスの彫金技術を保有したことで、海外博覧会で連続入賞し、明治27年(1894年)には皇室献上の栄誉を受け、以降、皇室の御慶事には玉川堂製品の献上が習わしになるなど、国内外で高い評価を受けるようになりました。
世代を超え、技術を継承し、さらに高め革新することで、玉川堂は、新潟県だけでなく、文化庁からも「無形文化財」の指定を受けました。
*玉川堂を含め、今回、20を超える工場 及び つくり手が本展に参加します。
ワークショップ
本展の会期中、燕三条地域のトークイベント、デモンストレーション、ワークショップを開催します。ワークショップでは、玉川堂による木槌を使った銅板づくり、日野浦刃物工房と忠房によるスプーンづくり、マルナオによる木製の箸づくり、大岩彫金による木の葉をかたどった銅製の箸置きづくりなどを体験できます。
The Shop
展覧会の期間中、JAPAN HOUSE LONDONのThe Shopでは、燕三条地域でつくられた製品、さらには同地域の職人やデザイナーを紹介します。下記は一例になります。
玉川堂
燕で1816年に創業した、鎚起銅器メーカーの玉川堂。銅板を叩きながら縮めることによって、急須、ぐい吞、ワインクーラー、眼鏡などの製品をつくってきました。 7世代にわたって継承された技術は、新潟県の無形文化財であり、第6世代の職人、玉川宣夫は、人間国宝に認定されています。今回、The Shopに、玉川宣夫と、その息子であり玉川堂の匠長(工場長)の玉川達士による作品も展示されます。
SUSgallery
燕市にあるSUSgalleryは、世界初の商業用チタン製真空二重構造タンブラーを開発しました。 二重壁、エアレス構造により完全な断熱が可能です。 開発当初のデザインコンセプトは、『お酒を美味しく飲むためのタンブラー』でした。ほとんど結露せず、氷が溶けにくい 逸品で、長時間の保温・保冷効果があり、ワインやお酒に最適です。
諏訪田製作所
三条市の諏訪田製作所は、1926年から最高の刃物具を生産してきました。プロ品質のマニキュア・ペディキュア用爪切り、盆栽鋏、キッチンツールを専門としています。諏訪田製作所のすべての製品は、熟練した職人による手作業でつくられており、卓越したシャープさを実現しています。
燕三条地域のものづくり
新潟県の燕三条エリアには、数多くの小さな金属加工工場や鍛冶屋が存在し、精密な技術によって生み出される、多種多様な製品で知られています。この地域で生産される刃物類は、日本で使用されるほぼすべてのアイテムを網羅しており、盆栽制作に使用される60種類以上の刃物具をすべて生産する日本国内で唯一の地域でもあります。また、イカやマグロ、カキやカニの開殻、レタス、タマネギ、ハチの巣の切断などさまざまな食材専用の道具、機械部品、家庭用の工具、金属製品とともに、この地域の名産である地酒のための洗練された酒器なども、国内外の市場に向けて生産されています。
「BIOLOGY OF METAL: METAL CRAFTSMANSHIP IN TSUBAME SANJO 燕三条 金属の進化と分化」は、毎年10月に開催される、普段は一般公開されていない工場や鍛冶工房の扉が開かれ、職人技の見学、さらにワークショップの体験ができるイベント「燕三条 工場の祭典」がきっかけとなっています。
Japan House https://www.japanhouse.jp
ジャパン・ハウスは,今まで日本に関心を持っていなかった人を含め,広く日本の魅力を「世界を豊かにする日本」として表現・発信することにより,日本への深い理解と共感の裾野を広げ,親日派・知日派を拡大していくことを目指します。三都市のジャパン・ハウスは,それぞれに,展示スペース,シアター機能のある多目的スペース、物販、飲食、書籍/インターネット/カフェなどの設備を設置します。
これらの設備で、展覧会、セミナー、日本の製品の展示・販売、食の提供などを実施することにより,日本の伝統,大衆文化,技術,様々な地域の魅力,政策などに触れる機会を,幅広い層に向けて提供します。
さらにそれによって,世界と日本の間にさらなる知的交流,経済的なやり取り,人の往来を生み出す誘引を作り出すことを目指します。
Japan House London
日本文化への関心が高まる欧州の拠点として、ロンドン市内の文化的・商業的建造物が多く所在するハイ・ストリート・ケンジントンエリアに誕生したジャパン・ハウス ロンドン。
同エリアの目抜き通りに面した、アールデコ調の歴史的建造物の3フロアを株式会社ワンダーウォール代表の片山正通氏が新たな発信の場としてデザイン,全館を通して日本を知ることが出来るプラットフォームを提供します。
燕三条工場の祭典
2018年10月4日(木) - 7日(日)に新潟県燕三条市にて開催される「燕三条 工場の祭典」の詳細は、下記よりご覧ください。
http://how-pr.co.jp/pressrelease/tsubamesanjo_oct2018.pdf
一般お問い合わせ先
「燕三条 工場の祭典」 実行委員会 事務局
公益財団法人燕三条地場産業振興センター 産業振興部燕三条ブランド推進課
ADRESS. 新潟県三条市須頃1-17 / TEL. 0256-35-7811
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