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(2018/10/3)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:株式会社トランスメディア・クリエイターズ
10月5日(金)~8日(日)京都・両足院 トランスメディア方式で紡ぎ上げる物語のはじまり ~STORYGENIC KYOTO~ 『IN-EI RAISAN(陰翳礼讃)』
株式会社トランスメディア・クリエイターズ(本社:東京都港区 代表取締役:大谷賢太郎)は、2018年10月5日(金)開催のアートの祭典「ニュイ・ブランシュKYOTO 2018」において、文豪・谷崎潤一郎(1886-1965)の随筆『陰影礼讃』を原案とする映画『IN-EI RAISAN』(監督:高木マレイ)の初上映を行います。会場は、作品の撮影地ともなった建仁寺塔頭 両足院(京都府京都市)です。
またこれに併せて、同会場にて、劇中に登場する京都のアーティストたちの書、茶器といった芸術作品や、映画の劇中で撮った高木監督による写真作品、仏アーティストSascha Nordmeyer(サッシャ・ノードメイヤー)による“陰翳”をテーマにしたインスタレーション作品の展示等も行います。
同社がこのたび始動する「STORYGENIC KYOTO」は、様々なメディアやイベント(文学、音楽、美術、映画、演劇、AI知能、インターネット、グルメ、観光、トラベルなど)を通して一つのストーリーを完成させる日本初のトランスメディア方式のプロジェクトです。
両足院での3日間の映画上映および展覧会の開催は、そのプロトタイプの一つであり、展覧会では、劇中のストーリーの前後の事象を暗示させるような展示構成を試みます。
さらに劇中の登場人物である「旅人」が会場にて行う朗読によって、映画(映像メディア)と現実空間(空間メディア)との接点を設け、メディアを横断(トランス)したストーリー展開を、来場者の皆様にミニマルな形式で体感いただけるよう予定しています。
なお、トランスメディア・クリエイターズでは、この新たな試みに興味のあるクリエイター、協力企業の募集を開始いたします。
<プロフィール>
サッシャ・ノードメイヤー(造形作家/デザイナー)
1977年生であるサッシャ・ノードメイヤーは、紙によるインスタレーションを通じ、空間、照明、そして動きというテーマを探究する。2011年にはニューヨーク近代美術館、2018年9月には2回目となる個展をパリのGratadou-Intuitiギャラリーにて開催する。
独歩の玄孫・モデルの国木田彩良が麗しき茶人役として映画初主演
映画『IN-EI RAISAN』で主演を務めるのは、明治の小説家・国木田独歩(1871-1908)の玄孫でフランス育ち(※)のモデル、国木田彩良。いわくありげな茶人役として、劇中では西陣織(細尾)の着物姿で登場し、鑑賞者を幽玄の世界へと誘います。本作は国木田の初主演映画となります。
※出生地はロンドン、幼少からの20年をパリで暮らし、現在は日本在住。
<プロフィール>
国木田彩良(くにきださいら)
1993年ロンドン生まれ、パリ育ち。日本人の母とイタリア人の父を持ち、明治時代の小説家・国木田独歩の玄孫にあたる。「VOGUE JAPAN」「ELLE JAPON」「L'OFFICIEL Japan」「婦人画報」「25ans」はじめ多数のファッションマガジンや「三越伊勢丹」「UNIQLO」の広告など幅広く活躍中。ボン イマージュ所属。
茶会×夢幻能
京都の老舗、アーティストが織りなす極上の一期一会
映画『IN-EI RAISAN』は、京都を舞台に、茶会の一連の流れと夢幻能の構成を織り交ぜ、全編台詞無しのクリエイティブ・ノンフィクション形式による映像作品です。
能楽シーンには観世流能楽師の林宗一郎が出演。題字は書家の神郡宇敬が手がけ、茶室内の美術には樂茶碗の次期当主(16代目)の樂篤人、ガラス作家の荒川尚也らが協力。主演の国木田が着用する衣装は、元禄年間創業の西陣織の老舗・細尾の提供になります。さらに伏見の蔵元・藤岡酒造の日本酒や寛永年間創業の菓子司・寛永堂の和菓子、美食家であった谷崎が愛したいづうの寿司なども劇中に登場。
伝統文化のエッセンスを凝縮した24分の映像が、鑑賞者を”KYOTO”という名の茶室へ誘います。
京都の街がアートに染まる秋の一夜「ニュイ・ブランシュ KYOTO」連携プログラム
2011年より毎秋、京都市とアンスティチュ・フランセ関西は、「ニュイ・ブランシュKYOTO」を開催しています。これは、京都市の姉妹都市であるパリ市発のアート・イベント「NUIT BLANCHE(ニュイ・ブランシュ=白夜祭)」に着想を得た、現代アートの夜の祭典です。京都市内の至るところで日仏アーティストによる展示、ダンス、音楽ライブ、パフォーマンス、デジタル・アートなど、多様なプログラムが開催されます。 (ニュイ・ブランシュ公式サイトより抜粋)「~STORYGENIC KYOTO~ IN-EI RAISAN」は、「ニュイ・ブランシュKYOTO」の連携プログラムとして、10月5日(金)17:00~20:00に限り、入場無料でお楽しみいただけます。
ニュイ・ブランシュKYOTO 公式サイト http://www.nuitblanche.jp/
トランスメディア・クリエイターズ公式サイト http://transmedia-creators.com
映画『IN-EI RAISAN』 作品情報
作品名:『IN-EI RAISAN』
出演:国木田彩良(茶人役)、高木マレイ(旅人役)、林宗一郎(観世流能楽師)伊藤東凌(建仁寺塔頭 両足院 副住職)、神郡宇敬(書家)、他
音楽:森田玲(篠笛)
■ 監督・脚本 高木マレイ
■ 撮影・編集 馬杉雅喜
■ 照明 合田崇
■ ヘアメイク(国木田彩良) 耕万理子(SIGNO)
■ ヘアメイク(高木マレイ) 末田隆(el sheart)
■ 茶事指導 住吉千波
■ 美術協力 籏邦充(京こと)
■ スチール記録 宮下直樹
■ 進行 中山千富美
■ アドバイザー たつみ都志(谷崎潤一郎研究家)
■ プロデューサー 大谷賢太郎
◆ 製作 (株)トランスメディア・クリエイターズ
◆ 制作プロダクション (株)シネマズギックス
◆ 協賛 ライカカメラジャパン(株)、(株)細尾、(株)寛永堂
◆ 特別協力 白沙村荘 橋本関雪記念館、建仁寺塔頭 両足院
◆ 協力 (株)いづう、藤岡酒造(株)、Gallery SUGATA
◆ メディア協力 webマガジン『ethica(エシカ)』
◆ 後援 芦屋市谷崎潤一郎記念館、アンスティチュ・フランセ関西
◇ 仕様 カラー|27 分(予定)|デシタルシネマカメラ式
~STORYGENIC KYOTO~
『IN-EI RAISAN(陰翳礼讃)』開催概要
会期:2018年10月5日(金)~7日(日)
会場:両足院(建仁寺内)京都府京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町591
内容:映画「IN-EI RAISAN(陰翳礼讃)」の上映および、映画に関連する美術品を中心とした展覧会
出品者:高木マレイ(写真)、サッシャ・ノードメイヤー(インスタレーション)、神郡宇敬(書)、樂篤人(茶碗)、荒川尚也(ガラス)、(株)細尾(着物)
主催:(株)トランスメディア・クリエイターズ
共催:アンスティチュ・フランセ関西
特別協力:建仁寺塔頭 両足院
協力:Gallery SUGATA、(株)シネマズギックス
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、京都市
メディア協力:webマガジン『ethica(エシカ)』
※本展は日仏交流160周年記念認定事業となります。
※松栄堂による香りの演出があります。
開催時間:
10月5日(金) 10:00~16:00/*17:00~20:00
10月6日(土) 10:00~17:00
10月7日(日) 10:00~17:00
入場料:1,500円(上記 *印 ニュイ・ブランシュKYOTO開催時間帯は入場無料)
チケット予約
席予約:下記サイトよりお申し込みください。(当日券も若干数のご用意を予定しています。また上記 *印 ニュイ・ブランシュKYOTO開催時間帯は先着順とさせていただきます。)
https://peatix.com/event/438521/view
日仏交流160周年記念事業
「~STORYGENIC KYOTO~ IN-EI RAISAN」は、アンスティチュ・フランセ関西を共催に迎え、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、京都市にご後援いただき、日仏交流160周年記念事業として認定され、京都・パリ友情盟約締結60周年記念としても、両都市の文化交流を図ります。
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