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(2018/10/16)
カテゴリ:経営情報
リリース発行企業:セレンディップ・コンサルティング株式会社
地方型ものづくり事業承継基盤の確立へ
セレンディップ・コンサルティング株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役:竹内在 以下、「セレンディップ」)は、セレンディップ出資100%の株式会社日本ものづくり推進機構(特別目的会社)を通して、三井屋工業株式会社(本社:愛知県豊田市 代表取締役:野口 明生 以下、「三井屋工業」)の全株式を譲り受け、完全子会社化したことをお知らせいたします。
1. 株式譲受の目的
三井屋工業は、大手自動車メーカーの自動車部品サプライヤーとして、素材の開発力と量産における品質管理に強みを持っています。しかしながら、後継者不在や経営陣の高齢化など、事業承継に関する課題がありました。
セレンディップは、こうした現状の課題を踏まえ、これまでセレンディップが培ってきた事業承継ノウハウを応用することで、三井屋工業の今後の成長を伸ばすことができると判断し、株式を譲り受けることにいたしました。
今回譲り受けました三井屋工業は、セレンディップとして12億円の資金調達後、初の株式譲受となります。セレンディップグループとして、連結売上高は19年3月期において約200億円、従業員数は約400人となる見込みで、ものづくり企業としては5社目、自動車部品製造分野では2社目の譲り受けとなり、中核事業のさらなる拡大を目指します。
2. 今後の取り組み
1)プロ経営者の派遣による「経営の近代化」の実現
セレンディップは「経営の近代化」をテーマに、1.経営及び財務の見える化、2.事業運営の最適化、3.成長戦略の立案と実行の3つのステップで企業価値の向上を目指します。
三井屋工業においては、セレンディップのコアビジネスであるプロ経営者をチームで派遣することで、経営及び財務の見える化を中心とする経営基盤の構築を急ピッチで進めており、「経営の近代化」の実現に向けて着実に取り組んでおります。
2)テクノロジーを活用した経営の効率化と更なる事業の成長
セレンディップは、テクノロジーを活用した工場のIT化やIoT化を推進することで、経営及び財務の見える化を強化し、かつ、従業員がより付加価値の高い業務に従事できる環境を構築しております。
三井屋工業においても、「経営の近代化」の一環として工場のIT化及びIoT化に向けた取り組みを行っており、更なる事業の成長に向けた経営基盤の構築を図っております。
今後は、製品開発力に強みを持つ三井屋工業と「経営の近代化」による企業価値向上に強みを持つセレンディップの協同により、三井屋工業、セレンディップグループ共に更なる成長を図っていきたいと考えております。
3. 会社概要
1) 三井屋工業株式会社
愛知県豊田市にて自動車内外装部品の製造を営んでいる約70年の業歴を持つ企業です。特に吸遮音、制振及び軽量化を徹底的に追究した樹脂成型技術や環境に優しい製品開発を強みとするものづくり企業です。
本社 愛知県豊田市三軒町3-1
設立 昭和23年2月
資本金 75,000,000円
代表者 代表取締役社長 野口 明生
URL http://mitsuiya.jp/
事業内容 ラゲージ内装部品、デッキ内装部品、リアホイルハウスライナー・フェンダーライナーなどのボディ部品を製造
2) セレンディップ・コンサルティング株式会社
2006年設立以降、一貫して東海地方のものづくり企業を中心に中堅・中小企業の経営の近代化を支援している事業承継に特化した事業会社です。
国内のものづくり企業を存続・成長させるため、プロ経営者を派遣し、バックオフィスを強化することで、ものづくりに専念できる環境の支援を行って参りました。
本社 愛知県名古屋市中区栄二丁目11番7号
設立 2006年12月
資本金 570,000,000円
代表者 代表取締役社長 竹内 在
URL https://www.serendip-c.com/
事業内容 経営受託及び事業再生、投資事業、経営コンサルティング
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