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(2019/2/15)
カテゴリ:その他
リリース発行企業:株式会社リンクスリサーチ
2月18日(月)16:30~ 東証 兜倶楽部で記者会見を行います
MSワラントとは、株式市場の実勢株価よりも低い価格で有利な新株を発行できる権利です。株価が下がれば、さらにその株価よりも低い価格で権利が行使できる「動く行使価格=Moving Strike Price= MS」が付与されています。そのため、MSワラントの引受元は、「濡れ手に粟」で利益を得られる仕組みとなっています。現在の株価よりも絶えず低い値段で株券を発行でき、調達した株を実勢マーケットで単に売却すればよいからです。 上場企業側にとっては、公募増資のような手続やデューデリが不要な分、スピーディな資金調達手段となっています。ところが、MSワラントを発行する企業の株価は、数割も株価が下落し、希薄化以上の時価総額の毀損となるケースが後を絶ちません。
資金調達する側の企業にとっても、MSワラントの資本コストが年率換算では数十パーセントに上り、そのコストをすべて既存の株主が負担することになり、既存投資家の損害は膨大です。
結果として、MSワラントの発行は、既存株主の利益を著しく損ねるものとなっています。
多くのMSワラントは、大手証券、特に、野村證券が第三者割当で引き受けています。MSワラントは引受手に年率換算のリターンで数十パーセントに上る仕組みになっています。これは有利発行とみなされます。引受元の証券会社は、ほぼ確実に儲けが約束されているからです。一方で、既存の一般投資家は、投資のリスクをとっています。証券会社が自分だけが得をするような仕組みは、日本市場の健全な育成を妨げ、一般個人投資家の市場への参加意欲を大きく削いでいます。
この署名は野村證券IR、金融庁、収益力が高くMSワラント以外に調達手段があると目される上場企業のIRに提出する予定です。
https://t.co/o10MCExhbY
署名を通して、引受会社、上場会社、当局にMSワラントの悪質性を訴え、MSワラントを日本株市場から完全に廃絶することを目指します。
株式会社リンクスリサーチ 山本 潤
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