【海が育んだ造船の技】 古事記や日本書紀には、葦(よし)船、浮宝(うきたから)・無目堅間小船(まなしかたまのこぶね)・熊野諸手船(くまの...

【女性ファン増やす試み】 これまで5回に渡る連載では私がビジネスの世界で歩んできた道を振り返りながら、「食」による地域再生、パブリックアートの意義などについて考察してきた。大きな仕事であった「...

熊さん 自民党のやられ方はヒドかったね。勝手にぶっ壊れちゃった。大体俺(おれ)のような長年の支持者から見放されるようじゃ、この結果は仕方ねえよ。

【「未来の生活」念頭に】 関西圏、中でも大阪市は日本の次世代ロボットの産業化をリードする地域である。その産業化を促進するために大阪市はロボットラボラトリーと称する拠点を2004年に開設した。そ...

【276年耐えた錦帯橋】 数年前、モルダウ川に架かるチェコのカレル橋を歩く機会に恵まれた。プラハ城と旧市街を結び、全長516メートル、幅9・5メートルのゴシック様式の美しい石橋に魅了された。橋...

【滞留する空間】 日本の発展は鉄道を抜きにして考えられない。日本の鉄道システムは世界一であり、大都市の昼間人口が夜間の倍である状況は他国には例がない。駅は鉄道を利用する人々が行きかい、出会う場...

金属価格が暴騰、暴落を繰り返している。我々非鉄業界は、この大きな変動に翻弄(ほんろう)され、収益構造を揺さぶられている。また、地金を使うユーザーも、材料代が安定せずコストの圧迫を受けて...

ここのところ北欧から日本の最新のロボットとその技術を見学にやって来る政府関係者や医療・介護にかかわる研究者のツアーが増えてきているようだ。先日もデンマークからの一行が日本にやってきた。彼らから依頼を受...

【“秘伝”技術で殖産】 浴衣の藍(あい)色がまぶしい季節となった。藍といえば江戸時代より阿波産(徳島)が品質の高さで知られている。気候や土壌等の自然条件に恵まれ...

私が起業家を目指したのは両親のDNAに負うところが大きい。厳格な父に反抗心も抱いたが、心根で逆らえなかったのは、多くの人から尊敬される存在だったからだ。世の中が豊かではなかった終戦間もないころから父は...

これは、もちろん算数の話ではない。社会活動においては、100―1が99になることはまずなく、αであるのが普通である。このαの中に、社会の複雑さというか、不可解さというか、人間の面白みがある。

ロボットは子供たちに大変人気がある。ロボットの工作教室や競技会はどこも子供たちでいっぱいである。仕事柄、数多くの大学の研究者や企業の技術者と知り合いになるのだが、彼らが研究開発やモノづくりの道を歩むこ...

フランス王妃マリー・アントワネットやザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト一世らを魅了した蒔絵(まきえ)は、ウルシの樹液である「漆」を使用する。現在では英語で「ジャパニーズ・ラッカー」...

観光の語源は中国で周の時代に著された『易経』の「国の光を観る」との一節によるとされる。他の国の様子を知ること、および、見聞を広めることを意味していた。易経は儒教の基本書である五経の筆頭に挙げられる経典...

食糧の危機が叫ばれてから久しい。しかし、日本の農業の実態は悪化の一途をたどっており、改善の方向は見えない。農業就業者の60%以上が65歳以上、次世代の担い手は育っていない。

【ゴールは「50年完成」】 6000人を超える犠牲者を出した阪神淡路大震災からすでに14年以上がたつが、日本中の人たちが目にした一面がれきと化した神戸の街の様子はいまだに鮮明に記憶の中に残って...

平賀源内がエレキテルを発明し、杉田玄白らが解体新書を著した当時、イギリスではワットが蒸気機関の改良に着手した。ピストンの上下運動を回転運動に変える回転式蒸気機関の開発が、産業革命の推進力となり、人やモ...

【世界の味が東京に】 日本文化のなかでも食文化は世界に誇れる最たるものと言えるのではなかろうか。多少、手前みそになるが、「ぐるなび」が東京からスタートして成功を収めることができたのには、東京が...

日本の社会の不正問題が連日報道されて、最近はやや不感症気味である。最近の報道を記憶をたどってみると、ウナギや肉牛など食品の産地偽装、名門料亭における食べ残し再配膳(はいぜん)、賞味期限...

21世紀を目前に控えた1999年、多くの日本人にとって鮮烈な製品が登場した。ソニーのアイボとホンダのアシモというロボットである。アイボはインターネットを通してあっという間に売り切れとなり、これらのロボ...