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日本化薬が30日発表した2010年5月期連結決算は、主力3事業の販売増加や原価率の改善などにより3期ぶりに営業増益となった。... 原材料価格の低下や、不採算品目の整理などで利益率が大幅に改善した。
ジェネリック医薬品の使用促進施策の結果、病院や保険薬局向けが伸び、製造経費のコントロール徹底や原価率の改善などが増益に寄与した。
しかし利益面は製品構成の変化で原価率が上昇し、開発プロジェクトの進展に伴う研究開発費や製品導入による一時金計上額が増加して減益。
売上原価率の上昇で売上総利益が減少、為替差損もあり減益となった。 ... しかし利益面は製品構成の変化による売上原価の増加、生物工学研究所の移転に伴う減損損失25億円などにより下方修正した。&...
計測機器事業は各種測定器や半導体テスターなどの需要が低迷し09年度は3期連続の営業赤字となる見通しで、開発費や原価率の引き下げが課題になっている。
端材の再利用指示や有効期限を考慮した使用優先づけ機能などにより、材料を無駄なく活用し、原価率の向上につなげられる。
同社では独自のプロジェクト・リスク・マネジメント(PRM)と米カーネギーメロン大学が考案したソフト開発プロセスの改善能力を評価する基準「CMMI(能力成熟度モデル統合)...