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[ 機械 ]
(2015/11/18 05:00)
トーヨーカネツは東京工業大学大学院理工学研究科の井上剛良教授、轟章教授と共同で、新型の液体水素タンクを建設する技術開発に着手した。従来の球形ではなく、平底円筒たて型にすることで、省スペースながら容量1万立方メートル級と世界最大規模のタンクの設置を実現できる。3年後の技術確立を目指す。
現在、世界最大級の液体水素タンクは、球形で容量3000立方メートルの規模。球形は容量が大きくなるほど、設置する敷地が必要になる。これに対して、平底円筒たて型は高さの調整で対応できるため、特に国内ではコストメリットが大きい。
トーヨーカネツは両教授と04年から08年にかけて、液体水素をためる大型タンクの断熱構造について基本的な技術の研究開発を進めた。マイナス253度Cで保管する液体水素は、タンクを魔法瓶のような真空二重構造にし、内側の槽の底部下に繊維強化プラスチックと硬質ウレタンを配置する必要があることが分...
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(2015/11/18 05:00)
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- 水素社会実現には、貯蔵タンクが不可欠になる。球から円筒型にするメリットは何か。