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[ 機械 ]
(2015/11/26 05:00)
東芝機械は2017年度に始める本社工場を中心とする国内生産の再編に、300億円強を投じる。沿岸部に近い本社工場は震災リスクを軽減させながら、老朽工場を建て替え、国内外拠点での生産品目を見直す。工作機械や射出成形機の国内工場で同規模の投資は珍しい。同社は海外売上高比率が60%と高いが、国内で生産革新を進め、国際競争力のある製品供給体制を構築する。
東芝機械の国内の主要生産拠点は射出成形機がメーンの本社工場(沼津工場、静岡県沼津市)、ダイカストマシンなどの相模工場(神奈川県座間市)、工作機械の御殿場工場(静岡県御殿場市)。再編の中心となるのが本社工場だ。敷地面積が約20万平方メートルと広く遊休地があり、一部の工場建屋の老朽化が目立つ。東海地震を想定した事業継続計画(BCP)対策を最優先課題として、老朽工場の建て替えや遊休地の有効活用といった再開発を予定する。
これに先立ち、6月までに御殿場...
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(2015/11/26 05:00)
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- 工作機械業界はすでに外需比率が過半数となっている。東芝機械があえて国内に大型投資をするわけとは。