[ その他 ]
(2015/12/30 05:00)
日刊工業新聞はきょうで納刊。折々の産業界の話題をお伝えしてきた本欄も年内最後となる。手前みそになって恐縮だが、2015年の「産業春秋版3大ニュース」を選んでみた▼第3位は「沖縄の便り」。日刊工業新聞が初めて那覇に拠点を設けたことで、より地元に密着した話題をとりあげられるようになった。沖縄に限らず、こうした地域の話題は読者の方に好評で、来年以降も力を入れたい▼第2位は「国立騒ぎ」。すったもんだの末に白紙撤回し再設計となった東京五輪のメーン会場は計6回、本欄に登場した。エンブレム問題ともあいまって、日本のマイナスイメージが世界に広がったのは残念だった▼そして第1位は「ラグビー人気」。企業スポーツとしては野球の陰に隠れがちで、前年は話題にならなかった。今年は春秋子の中に競技経験者がいたこともあって、国立と同じ6回も登場した。ヤマハ発動機広報の五郎丸歩さんの誠実な人柄を伝えられたろうか▼最後に番外に「日刊工業新聞100周年」を加えることをお許し頂きたい。6月には30年ぶりの紙面刷新で、本欄のデザインや文字数も変わった。101年目も新たな気持ちで、生きのいい話題をお届けすべく努めたい。
(2015/12/30 05:00)