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[ エレクトロニクス ]
(2016/1/5 05:00)
キヤノンは画像情報を有効利用するマシンビジョン事業で、外観検査分野に参入する。1―2年後をめどに、薄い傷や色むらなどを検査できるシステムを製品化する。これらの外観検査は既存の装置で行うのが難しく、現在は人が目視で行っている。主にデジタルカメラで培ってきた高い光学技術を応用し、検査工程の自動化に役立てる。また2016年からマシンビジョンシステムの海外展開を本格化。事業を拡大し、20年に100億円の売り上げを目指す。
外観検査装置はすでに開発中で、自社の複写機生産ラインの一部で利用を始めた。ハードウエアとソフトウエアの両方を自前で開発しており、今後は画像処理技術だけでなく、薄い傷や色むらを欠陥だと判別するアルゴリズムの性能向上を進める。
さらに現在展開する3次元(3D)マシンビジョンシステムでは、海外展開を本格化して事業の拡大を図る。欧米では販売体制の整備が完了し、16年から本格的に販...
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(2016/1/5 05:00)
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