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[ 科学技術・大学 ]
(2016/1/22 05:00)
物質・材料研究機構と科学技術振興機構(JST)はビッグデータや人工知能(AI)などの情報科学を材料開発に応用する「マテリアルズインフォマティクス(MI)=用語参照」の産学協同コンソーシアムを立ち上げる。企業や大学が材料物性などのデータを持ち寄り、AIなどの解析技術を駆使して新しい材料を探し出す。コンソーシアムで運営方針とデータ共有インフラを整え、4月1日に活動を始める。
トヨタ自動車や新日鉄住金など50社以上の参画を目指す。同分野は欧米に比べて日本は遅れている。産学で一丸となる環境を整え、巻き返しを図る。
MIはデータを解析して材料の性能を決める要因を機械的に探し出す。人間の直感では見つからなかった新機軸を見いだす手法として注目されている。高品質なデータを幅広くそろえることが鍵になるが、完成品メーカーや素材メーカーなど、企業が競合を越えてデータを共有することが難しかった。
コンソーシ...
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(2016/1/22 05:00)
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