[ 自動車・輸送機 ]

ヤマハ発、成膜技術供与−500度C超の高温耐性

(2016/1/27 05:00)

2輪車用マフラーから生まれた独自技術

  • 新技術が採用された大型バイク(右手に持っているのは、技術を応用したカクテルシェーカー)

【浜松】ヤマハ発動機は、2輪車用マフラーから生まれた独自技術「ナノ膜コーティング技術」を同業他社や異業種に技術供与する。500度C以上の高温に耐える無色透明の成膜技術は世界初という。すでに他の2輪車メーカーや自動車メーカーから引き合いがあるほか、太陽光パネルなど幅広い用途へ拡大していく。

マフラーは内側から高温の排ガスに、外側は風雨にさらされる。このため、車体と比べ酸化による錆(さび)や変色など劣化しやすく、自動車や2輪車メーカーの課題だった。ヤマハ発動機は耐熱、耐錆、耐摩耗性に優れる特殊な酸窒化系化合物を開発。物理気相成長(PVD)法により、耐熱性の高い被膜を作ることに成功した。

被膜は透明にすることも色をつけることも可能。製品の美観を損なわないだけでなく「宝石のような美しさを...

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(2016/1/27 05:00)

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