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[ エレクトロニクス ]
(2016/2/3 05:00)
パナソニックは星明かり程度の照度0・01ルクスの暗さでも、色再現性が高く鮮明なハイビジョンカラー動画が撮像できる相補型金属酸化膜半導体(CMOS)イメージセンサーを開発した。夜間でもカラー撮像でき、監視や車載、ロボット向けカメラなどの用途を想定している。トンネル出入り口など明暗差が大きい場所では、暗い部分も含めて鮮明に記録できる機能も載せた。2018年度に実用化する。
イメージセンサーは被写体から得た光情報を電気信号に変え、撮像画像を出力するデバイス。開発品は光電変換で発生する光電子を1万倍まで増倍する機能で、わずかな光でも出力信号を高められる。光電子は明るい環境では数万個得られるが暗いと数個程度。光電子量を増倍し、鮮明なカラー画像にする。
イメージセンサーへの増倍機能搭載は業界初。従来品は月明かり程度の同0・1ルクスの撮像までが主流で、監視カメラの夜間撮像は補助光に近赤外光などを使う...
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(2016/2/3 05:00)
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