- トップ
- エレクトロニクスニュース
[ エレクトロニクス ]
(2016/2/16 05:00)
キヤノンが国内生産回帰の加速に向け、モノづくり人材の育成を加速する。取手事業所(茨城県取手市)内にグローバルの人材育成拠点となる、ものづくり新棟を完成した。4月から本格運用を始める。生産自動化や内製化、自動生産設備の保全といった分野の研修を充実させる。高度な生産技術を担う人材の育成を進め、全社的な生産自動化と国内生産比率向上につなげる。
新棟には取手事業所内の既存の「ものづくり人材育成センター」を移管するとともに、設備や研修講座、収容人数などを拡充する。新棟建設にかかった投資額は42億円。主に20―30代の技術系人材を研修対象とする。年間受講人数は従来の6900人から8000人に増やす。また年内に自動化技術や内製化技術など、5講座程度を新たに開設する。
キヤノンは現状4割程度の国内生産比率を18年度をめどに6割に引き上げるとともに、16年からの5カ年計画では現状50%程度の原価率を20...
(残り:226文字/本文:626文字)
(2016/2/16 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。
ログインするとこんな内容・詳細が読めます
- 人材育成、とくに生産技術などモノづくりを担う人材の育成は各社とも大きな経営課題となっている。その経営課題にどう取り組んでいくのか?