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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/2/19 05:00)
トヨタ自動車は18日、2016年度上期(4―9月期)の自動車用鋼材支給材価格を、15年度下期(10月―16年3月期)に比べてトン当たり3000円前後引き下げることを決めた。同日、部品メーカーなどに通知した。鉄鉱石、原料炭など資源価格の下落を背景に、2期連続の引き下げとなる。建設分野などでの国内鉄鋼需要が低迷、先安観が強まっており、引き下げムードが高まっていた。支給材は他の鋼材価格の指標になる。今回の引き下げは、電機、造船業界など大口需要家との交渉に影響を与えるのは必至だ。
これに先立ち、トヨタ自動車と新日鉄住金など大手鉄鋼各社は、15年度下期(10―3月期)の鋼材価格(ひも付き価格)を引き下げることで決着したもよう。通常、価格交渉は原料価格をベースに決まる。
トヨタは資源価格の下落を理由に引き下げを強く求めていたと見られる。これに対し、国際市況が悪化し苦戦する鉄鋼大手は、引き下げ幅を縮...
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(2016/2/19 05:00)
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