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[ 化学・金属・繊維 ]
(2016/2/23 05:00)
【名古屋】日本ガイシは銅合金として世界最高強度を持つ銅合金「ジルコニウム銅ワイヤ」を今秋から量産する。数億円を投じ知多事業所(愛知県半田市)に量産設備を導入。自動車用やロボット用などに提案する。併せて三菱電機系企業から買い取った「銅ニッケルスズ」合金も今秋から一貫生産を始める。金属事業の売上高を、現在の約200億円から20年3月期に50%増の300億円に引き上げる目標だ。
ジルコニウム銅ワイヤは、同社が東北大学と共同で13年に開発した。銅の強度を高めるジルコニウムの含有率を上げ、線状に加工することで最高強度2234メガパスカルを実現。強度が高く、ワイヤを細くできるため、モーターやコイルの小型化に寄与するとみている。
同ワイヤを連続生産する技術にめどをつけた。既に直径0・02ミリメートルの線材をサンプル出荷しており、今後は量産用の鋳造設備を4月に導入。10月以降の生産開始を目指す。
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(2016/2/23 05:00)
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- 日本ガイシは今秋、銅合金「ジルコニウム銅ワイヤ」を知多事業所(愛知県半田市)で量産する。ジルコニウムの含有率を高め、銅合金では最高の強度を実現した。どんな分野に適用できるのか?
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