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[ 金融・商況 ]
(2016/3/24 05:00)
東京海上ホールディングスは日系企業向けに、世界各地の訴訟に一元的に対応する役員賠償責任保険を4月に発売する。買収した米保険会社HCCのノウハウを活用し、各国の法律やリスクに合わせた保険を世界約80カ国で提供する。進出国ごとに異なる保険会社・補償内容を一本化でき、訴訟リスクを日本本社で管理できる。国内損保会社が世界全域の同保険を発売するのは初めて。
役員賠償責任保険は企業の役員としての業務遂行に起因して、株主や会社から訴訟を起こされた場合、損害賠償や訴訟の費用などを補償する。株主代表訴訟の増加などで、需要が高くなっている。
東京海上は4月から、日系企業の海外法人も含めたグループ会社の役員が訴追された場合の補償を一括して提供する。保険の販売だけにとどまらず、契約企業が日本の本社主導でグローバルベースで訴訟リスクを管理できる体制も提案する。契約企業はリスク情報が管理できるほか、補償漏れや補償...
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(2016/3/24 05:00)
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