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[ 政治・経済 ]
(2016/5/3 05:00)
国際協力機構(JICA)はフィリピンの貿易産業省に協力し、同国の自動車産業の振興計画を策定する。ピラミッド構造である自動車産業の裾野である部品製造から、頂点の車両組み立てまでの各工程ごとにフィリピンの強みと課題を洗い出し、必要な産業施策をつくる。2016年度中に着手し、2年間かけて策定する。JICAがフィリピンで自動車産業に特化した協力をするのは初めて。
早ければ5月に実態調査を担うコンサルティング会社を公募し、夏にかけて始動する。2年後に計画ができた後は、フィリピンの産業政策の決定機関である産業振興評議会の承認を経て実行に移すことを目指す。
フィリピンの新車販売台数は15年に30万台を超え、市場が急拡大している。日本車のシェアが約8割を占める。一方、現地生産は部品など裾野産業が育っておらず、販売台数の約3割にとどまる。自動車に使われる3万種類の部品のうち、フィリピンで調達できるの...
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(2016/5/3 05:00)
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