[ エレクトロニクス ]

日立・三菱電機・東芝エレベータ、中国のエレベーター速度競争で火花散らす

(2016/6/2 05:00)

日立製作所と三菱電機が、エレベーターの速度競争で火花を散らしている。中国の超高層ビルを舞台に分速1200メートル級(時速72キロメートル)の争いを繰り広げる。速度競争で世界トップに立つには技術のほかに、超高層ビルの案件を受注できる営業など総合的な提案力が問われる。東芝エレベータ(川崎市幸区)を含む日系大手3社がしのぎを削る。(後藤信之)

【現場世界一に】

三菱電機が世界最高速となる分速1230メートルのエレベーター技術を開発し7月中旬に実装すると発表したのが5月10日。日立はその17日後の同27日、技術開発ではなく、実際のビルにおいて世界最高速となる同1200メートルでエレベーターを走らせたと発表した。

対象となるのは、いずれも中国の超高層ビル。三菱電機は「上海中心大厦」(上海市)向け、日立は「広州周大福金融中心」(広州市)向けに受注した。ただ両ビルとも、まだ建設中で、開業は20...

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(2016/6/2 05:00)

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