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[ 商社・流通・サービス ]
(2016/6/28 05:00)
【リオデジャネイロ(ブラジル)=土井俊】三井物産はブラジルで、同国の資源大手ヴァーレなどと運営するティプラム港を拡張する。総額22億レアル(約660億円)を投じて、肥料の輸入拡大と穀物輸出に対応できる整備を進める。2017年10月に完工予定。ブラジルの農業生産の伸びに対応する。三井物産が現地で展開する穀物生産とも連携し、輸送も含めた総合的な事業体制を構築する。
【世界食糧需要 狙う】
ティプラム港はブラジル南東部のサントス港の近隣に位置する。三井物産とヴァーレが過半出資(三井物産20%、ヴァーレ37・6%)する貨物輸送会社のVLI(サンパウロ市)が保有・運営している。
現在は肥料の輸入専用港として利用している。拡張後の能力は輸入量が現在比約2倍の年間550万トン、穀物や砂糖の輸出量が同950万トンとなる。
既に着工しており、順次稼働する計画。今後、保管庫の新設をはじめ、港湾内の鉄道...
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(2016/6/28 05:00)
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