[ 機械 ]

ダイヘン、高速電力線通信技術を溶接機に採用−来年度1800台販売目指す

(2016/8/23 05:00)

ダイヘンはノイズ対策を施し、産業機械での電力線搬送通信(PLC)を可能にする高速PLC技術「D・コネクト」を開発した。産業機械は電源供給や機器間通信などで多様なケーブルを接続するが、同技術で通信・制御ケーブルを削減できる。機械の動作エリア拡大や機動性改善、ケーブル断線確率低減、メンテナンス削減などが見込める。5年以内に同社製溶接機で制御ケーブルレス標準化を目指すほかロボットなどにも展開する。

D・コネクトは毎秒最大通信速度5メガビット(メガは100万)と非対称デジタル加入者線(ADSL)並みで、機械自身や周辺機が発するノイズ影響を受けない。溶接機やロボット事業のノイズ対策や、現場設置時の混信対策を応用。溶接機からの高周波ノイズ、周辺機器ノイズの周波数を特定して、発生領域を回避した。暗号化した特定コードを機器間通信に用い、ケーブル類が重なる現場でも混信なく安定通信できる。

D・コネクト採...

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(2016/8/23 05:00)

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