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[ 環境・エネルギー ]
(2016/9/5 05:00)
日立造船は2017年度に出力20キロワット級の業務・産業用固体酸化型燃料電池(SOFC)の実証試験を社外で始める。同社内の実証機で7日間の連続運転により平均発電効率50%以上を達成したことから、さらに長時間の連続運転で安全性や信頼性を評価する。17年度の市場投入を目指しており、実用化に向け開発を急ぐ。
日立造船が築港工場(大阪市大正区)で実証試験に用いるSOFC実証機は都市ガスを燃料とし600度C程度で作動する。発電効率で高水準となる50%以上の達成を目指して5月上旬から試験を実施し、連続運転で最高発電効率53%を実現。目標達成にめどをつけた。
10月にも開始予定の2000時間の連続運転を経て、17年度に4000時間の連続運転による社外実証を計画する。16年度中に社外向けの実証機を2台以上製造する方針だ。装置の設置先を募集しており、自治体にも協力を呼びかけている。現状、実証機は手動だが...
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(2016/9/5 05:00)
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