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[ 機械 ]
(2016/9/15 05:00)
【米シカゴ=六笠友和、江刈内雅史】日本の工作機械各社は米国で、航空機部品加工向け市場を深耕する。東芝機械は国内で実績のある門型マシニングセンター(MC)を月内に初めて米国の航空機分野に投入し、2017年初に現地のサービス体制を強化する。牧野フライス製作所やオークマは自動化技術や難削材向け工具寿命延長技術を提案。ジェイテクトやヤマザキマザック、DMG森精機などは新型機を投入する。航空機大手は受注が好調で、生産能力の拡大が急務となっている。
東芝機械が投入する門型MCは、テーブル固定で主軸側が動くガントリータイプで長さ20メートルの加工対象物(ワーク)に対応。航空機の翼を一体加工できる。17年初には現地の日本人を増員し、サービス体制も拡充。18年度に工作機械事業全体の売上高を現在から約100億円を上積みし、400億円とする。
航空機向けに強い牧野フライス製作所は5軸MCにワークの供給・取り...
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(2016/9/15 05:00)
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