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[ 環境・エネルギー ]
(2016/9/19 05:00)
経済産業省・資源エネルギー庁は日本海で存在が確認されている表層型メタンハイドレートについて、上越沖1カ所のガスチムニー構造(資源埋蔵の可能性を示す地質構造)を対象に資源量を試算したところ、日本の天然ガス消費量の約2日分に相当する約6億立方メートルの存在が見込まれることが分かった。エネルギー資源として利用可能かどうかは判明していないが、表層型の研究が一歩前進した。
メタンハイドレートは、メタンと水が低温・高圧の状態で結晶化した物質。日本の周辺海域で相当量が存在していることが見込まれており、主に太平洋側にある砂層型メタンハイドレートでは8・5―10年分に及ぶ埋蔵量が推定されるという。
表層型での埋蔵量試算は今回が初めて。海鷹海脚中西部の水深約900メートルの地点で産業技術総合研究所(産総研)が実施した。
(2016/9/19 05:00)