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[ 機械 ]
(2016/9/30 05:00)
三菱重工業は10月1日付で、ターボ冷凍機やヒートポンプシステム、ルームエアコンなどを手がける冷熱事業を分社する。本体からの権限委譲により、意思決定のスピードを加速。競合の専業メーカーと同じ時間軸で勝負する地盤を整える。3年後に売上高3000億円(現状比約5割増)を掲げ、製品群の拡充や技術開発で成長軌道を描く。世界の市場規模が20兆円と言われる冷熱分野で、存在感を示せるかどうかが注目されている。(長塚崇寛)
【破壊的改革を】
「冷熱市場で破壊的イノベーションを起こしたい」―。冷熱事業の新会社「三菱重工サーマルシステムズ」(東京都港区)の社長に就任する楠本馨三菱重工冷熱事業部長は力を込める。狙うは産業用冷熱システム分野での“世界一”だ。
省エネルギー化や温室効果ガスの排出削減など、冷熱関連で企業の抱える課題は多岐にわたる。楠本事業部長は「三菱重工グループの幅広い技術を生かしつつ、多様...
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(2016/9/30 05:00)
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