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[ 機械 ]
(2016/10/19 05:00)
IHIは2016年度からの3年間で約100億円を投じ、車用ターボチャージャー(過給器)の開発機能を刷新する。部品試作に3Dプリンターを導入して、試作期間を現状比で半減。製品の性能試験に用いるテストシステムも高度化する。車メーカーは開発期間を短縮する傾向にあり、過給器も高性能化が進む。開発体制の強化で高付加価値品を増やし、2020年に同事業で約2割増売上高2000億円超を目指す。
IHI横浜事業所内にあるテクニカルセンター(横浜市磯子区)の設備を順次増強。部品試作の一部を、鋳造から3Dプリンターに切り替える。試作は客先と何回も仕様を詰める作業が必要で時間がかかっていた。すでに小型部品を造形できるプリンターを導入。今後、台数を増やす。
過給器の性能試験向けテストベンチでは、コンプレッサーによる圧縮空気か燃焼器による燃焼ガスを使う手法と、実際のエンジンに搭載して試験する手法がある。それぞれの...
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(2016/10/19 05:00)
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