[ 機械 ]
(2016/11/10 05:00)
【横浜】ソフィックス(横浜市港北区、西山清隆社長、050・3823・3823)は、通信機能を持たない工作機械の稼働状態を遠隔監視できるシステム「ソフィックスキャン・オメガ・アイ」を開発、17日から受注を始める。「古い機械をIoT(モノのインターネット)化できる」(西山社長)というコンセプトで、カメラで撮影した操作盤の表示を画像認識でデータ化して把握できる。2017年度に2000台の販売を目指す。
工作機械の早期の故障発見や稼働率分析などに役立つシステムとして製造業各社に提案する。異なるメーカーの工作機械でもネットワーク化でき、改造工事に伴う生産ロス、故障や破損が生じない。画像認識で取得した操作盤の数値やランプなどのデータを顧客の要望に合わせて“見える化”し、分析や解析ができるようにする。
パソコン、タブレット端末、スマートフォンによる遠隔監視が可能。ドライブレコーダーのように画像を静止画で3日間分、操作盤に表示されたアラームのランプ点灯をトリガーに動画を30秒間さかのぼって記録できる。
本体価格は工作機械1台当たり19万8000円(消費税抜き)。機械の稼働状態を記録するのみの「ソフィックスキャン・オメガ・アイ・ライト」が同9万8000円(同)。
ソフィックスは1988年設立。工作機械用制御ソフトや画像処理アプリケーションなどの開発、コンサルティングも手がける。
(2016/11/10 05:00)