[ その他 ]
(2016/11/29 05:00)
■ランキング・ベスト10(11/21~11/27)
1位 トヨタ、2000cc新エンジンカローラに搭載-19年投入
2位 パナソニック、完全自動運転の超小型EVを開発-20年めど製品化
3位 安永、リチウム電池寿命12倍向上−正極板で新技術
4位 三菱航空機、「MRJ」納入延期の恐れ−5度目なら信頼低下も
5位 トヨタ自動車、リチウムイオン電池の挙動観察-世界初の手法開発
6位 東芝、製造業のIoT化を一括提案 設置からデータ分析まで
7位 工作機械各社、壊れる前に異常検知する保全サービス展開
8位 インタビュー/ホンダ社長・八郷隆弘氏「環境・安全を強化」
9位 DMG森精機、月10時間超の残業ゼロ化-来年度、IoT活用で実現
10位 JIMTOF2016/工具各社の挑戦−常識打ち破る新提案
■解説:挑戦する企業/三菱商事(1)「事業投資」から「事業経営」へ−投資先と共に稼ぐ(11/22)
日本独特の事業形態と言われる総合商社。ついこの間まで原油高・資源高でわが世の春を謳歌していた時とは経営環境がガラリと変わり、資源価格の下落が経営を大きく揺さぶっている。抜本対策として、投資だけでなく、投資先企業の経営にまで深く関与し、付加価値を自ら生み出していく事業戦略を打ち出したわけだ。
優秀な人材や資金を豊富に持つ大手商社だけに、後はいかに先行き有望そうな投資先を掘り起こし、事業ノウハウやネットワークも活用しながら、育てていくかが勝負となる。世界を股にかける資源事業に比べれば地味に映るかもしれない。しかし、新たな産業を育て、雇用を生むという意味で日本の経済や社会への貢献もこれまで以上に期待できるだろう。それと当の商社には申し訳ないが、願わくば、その過程で鍛えられた人材が一部外に出て、ほかの事業会社やベンチャーなどの活性化にも一役買ってもらいたい。
(2016/11/29 05:00)