[ その他 ]
(2016/12/6 05:00)
■ランキング・ベスト10(11/28~12/4)
1位 富士重、新型「インプレッサ」に1600ccグレード追加
2位 日産、セレナに「eパワー」搭載−燃費性能が大幅向上
3位 シャープが三原工場閉鎖、電子部品を福山工場に集約
4位 破綻寸前からの再起−満身創痍の金型メーカーが営業利益率10%へ至るまで
5位 アルパイン、電子ミラー開発に着手−アルプス電気のセンサー技術を融合
6位 JAXA「イプシロン」2号機、打ち上げ能力30%増−コスト50億円に抑制
7位 三菱自「燃費不正問題」、新車投入時期にも影響−国交省の審査が厳格化
8位 慶大、赤外線カメラ用薄型レンズを開発 製造コスト数十分の1
9位 電波で運転中の眠気推定−慶大、高齢者・長距離ドライバー用に開発
10位 経産省、AI搭載ロボの競争戦略まとめる
■解説:経産省、AI搭載ロボの競争戦略まとめる(11/29)
日本は世界に冠たるロボット大国だが、将来にわたってその地位が安泰かどうかは正直言ってわからない。80年代にDRAMで世界を制覇した半導体はじめ、液晶パネル、携帯電話、薄型テレビなどトップシェアにありながら、いつの間にか競争力を失った例がけっこうあるからだ。
一方で、日本からの輸出攻勢などにより80年代に製造業が壊滅的な打撃を受けた米国は、90年代に花開いたIT産業で息を吹き返し、この分野で世界を席巻している。技術革新とともにビジネスの土俵そのものをがらりと変えることで、競争を優位に運ぶ「ゲームチェンジ」は米国の得意とするところだ。
ロボットも、その頭脳となる人工知能(AI)では米国をはじめとする海外勢が強みを持ち、AIと自動車を組み合わせた自動運転車も米国やドイツが先行する。ロボットもハードウエアでの過去の成功体験に縛られていると、AIへのゲームチェンジで足元をすくわれることになりかねない。
(2016/12/6 05:00)