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[ 科学技術・大学 ]
(2016/12/30 05:00)
自分のおなかに手を入れ、内臓をもむ―。VR(仮想現実)ならこんな体験もできる。「ストマックミキサー」は箱の中に臓器のような柔軟物を詰め込んだ。生暖かい模擬内臓をもむと、自分のおなかに巻いた振動ベルトが感触を再現する。
もんだ部位や強さを計測し、おなかの内側が動くように錯覚させる。京都産業大学の永谷直久助教は「体の状態に脳がつられる。無理にでも笑顔を作れば気分が良くなることもある」と説明。VRでおなかを温めひっくり返すと怒りがこみ上げるかを検証する。「はらわたが煮えくりかえる」の逆をやってみるわけだ。
学生の城山一真さんはもっと野心的。大腸をもむと思うことで、「便秘が治るかもしれない。新しい『セルフメディケーション』を開発する」と意気込む。(随時掲載)
(2016/12/30 05:00)
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