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[ 科学技術・大学 ]
(2017/1/24 05:00)
歌のうまい人は、伸ばした声を上下に振動する「ビブラート」が上手なことも多い。しかし、ビブラートのかけ方を他人に教えるのはプロでも難しい。声帯の力の入れ具合や発声量で波が変化する。それならば直接電気で刺激してしまえと、筋電気刺激(EMS)で声帯を振るわせ、ビブラートを強制的に発生させた。
のどとおなかに電極を貼り、曲に合わせ筋肉を伸縮させる。装着者はただ声を出しているだけでビブラートがかかる。東京大学大学院の伏見遼平さんは、「カラオケ店に置けば誰でも本格的なビブラートを体験できる」と話す。
EMSなら波や強さは自在だ。声の高さと波の心地よい組み合わせを選べば、従来は表現できない声も出せる。ただ、歌い手にとってEMSは福音か反則か、難しいところだ。(随時掲載)
(2017/1/24 05:00)
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