- トップ
- 商社・流通・サービスニュース
- 記事詳細
[ 商社・流通・サービス ]
(2017/1/31 05:00)
ジェイアール西日本テクノス(兵庫県尼崎市、真野辰哉社長、06・4960・8913)は、新幹線の保線業務を効率化するため、高速トロッコを開発する。モーターカーによってけん引し、保線に必要な資材を高速で運搬する。長時間の作業を可能にできる。軌道の道床となるバラストの運搬に使う「高速ダンプトロ」からスタートし、台車の安定性を高めて2018年をめどに実用化を目指す。
ジェイアール西日本テクノスは高速トロッコを、すでに開発を終えている高速軌道モーターカーでけん引する。同モーターカーは最高時速90キロメートルで走行することが可能。このため運搬するトロッコも、高速走行に対応する必要がある。速度に耐える堅固さと、安全に停止するための確実なブレーキ力を兼ね備えた、高速化が可能な台車を選定した。
縦横の荷重や運搬物の有無による重量の変化、さまざまな天候といった、あらゆる条件で安定した走行ができるように改良していく。主要な機器は、鉄道車両部品で実績のあるもので構成する。メンテナンスしやすくして、長期間の運用を目指す。
保線業務は列車の走行しない夜中に、短時間で完了する必要がある。同社は今後、バラスト運搬以外の用途のトロッコも開発し、資材運搬の往復時間の短縮に取り組む。
(2017/1/31 05:00)
関連リンク
建設・エネルギー・生活1のニュース一覧
- 飛躍する建材メーカー(2)TOTO社長・喜多村円氏「きれいなトイレは観光資源」(17/01/31)
- ジェイアール西日本テクノス、高速トロッコで新幹線の保線効率化−18年実用化へ(17/01/31)
- JR3社の4―12月期、東海が各利益最高−東・西は営業減益(17/01/31)
- 電子玩具で高齢者見守り−関電、来月から無料サービス(17/01/31)
- 建物設備の管理見える化−竹中工務店が手法構築、BIM活用(17/01/31)
- 東急不動産、都内に3億円マンション完成(17/01/31)
- 郵船ロジ、マレーシア企業2社買収-コールドチェーンに本格参入(17/01/31)
- 加乳業のサプト、豪乳業WCBの未所有株取得へ(17/01/31)
- ニチガスの4―12月期、各利益最高(17/01/31)