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[ 機械 ]
(2017/2/14 05:00)
■次代を紡ぐ、技術の系譜
「今のままで良いのか」。川崎重工業社長の金花芳則は、自問自答する。三菱重工業、IHIとともに三大重工メーカーの一翼を担うが、首位の三菱重工とは売上高で2倍以上の開きがある。米ゼネラル・エレクトリック(GE)や独シーメンスといった、世界の巨人の背中はさらに遠い。その差を縮めるには「各事業の資源を組み合わせた新技術の創出が一番の強み」と金花が強調する通り、技術重視への原点回帰が突破口となる。成長に向け、原点回帰を意識しながら変革へと突き進む。
■縦割り構造打破、社内の力結集
【ライバル続々】
川重は1世紀以上の歴史を重ね、造船や航空機、鉄道車両など他社の参入障壁の高い事業を育んできた。だが、時の流れは容赦ない現実を突きつける。新たなライバルの台頭−。造船や鉄道で中国・韓国に肩を並べられ、航空機では中国が国産旅客機を飛ばすまでになった。
創立120年を迎え...
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(2017/2/14 05:00)
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