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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/2/24 05:00)
昭和電工は2017年中に米国で電子材料用高純度ガスの供給体制を整備する。4月に米テキサス州に販売会社を設立する。製造業の国内回帰を掲げるトランプ米大統領の就任以降、米インテルによる半導体の微細化投資や台湾・鴻海精密工業による液晶パネル工場建設など大型案件が相次いでおり、需要増が見込める。米国事業の売上高を将来は、100億円規模に育てる考えだ。
昭和電工は米オースティン近郊に、半導体や液晶パネルの製造などに用いる高純度ガスの販社を設立する。あわせて、日本などの工場でガスを充填した容器を保管する自社倉庫も建設する。投資総額は数億円。
同社は16年に現地に駐在員を置き、販売とマーケティング活動を始めた。販社の設立と自社倉庫の建設で、受注に応じてよりタイムリーに供給できる。
配送も特定の輸送業者に絞り、顧客へのサービス水準を向上していく。将来は単独での現地生産や、他社との共同生産なども検討す...
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(2017/2/24 05:00)
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