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[ ICT ]
(2017/3/17 05:00)
NECは1チャンネル当たりの通信速度が現行比4倍の毎秒400ギガビット(ギガは10億)の次世代高速ネットワークに向け、通信容量を25%増やせる光フィルター技術を開発した。フィルターの帯域幅を広げ、フィルターを通る光信号を制御することで信号の伝送品質を高めた。高速化で生じる伝送距離の短縮化も防げる。通信容量の増加でネットワークに空き容量ができるため、災害時に迅速な復旧も可能になる。
ネットワークの経路を切り替える「光ノード」装置内の光フィルターにおいて、帯域幅を広げることにより、光信号の伝送距離を1・5倍に伸ばした。併せて光信号の欠損を抑えながら光の波長を精度良く制御する技術も開発し、伝送距離の伸長に寄与した。
現在の毎秒100ギガビットのネットワークを同400ギガビットに高速化する際、光フィルターの高性能化が求められる。だが従来、光フィルターを改良しようとすると帯域が狭まってしまい...
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(2017/3/17 05:00)
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