- トップ
- 環境・エネルギーニュース
- 記事詳細
[ 環境・エネルギー ]
(2017/3/21 05:00)
東京電力は、福島第一原子力発電所で溶け落ちた核燃料(デブリ)がたまっているとみられる1号機格納容器底部の水中で、毎時1・5シーベルトの放射線量を測定した。水中で比較的高い線量が確認されたが、東電はデブリの有無について「今回のデータでは明らかになっていない」と説明している。
東電によると、毎時1・5シーベルトの放射線量は18日に投入したロボットが作業用足場からつり下げた線量計によって測定。
測定場所は格納容器底部から1メートルの高さの水中で、同じ線量を人間が浴び続ければ、5時間弱で死亡するほどの値だった。
水は放射線を遮る性質があり、近くに高い線量を出す物が存在している可能性もあるが、原因は分かっていない。
東電が公表した写真では、水中にポンプのバルブとみられる物も写っていた。格納容器底部に堆積物があるかどうかは不明で、今後周辺の放射線量などを測定し、デブリの有無を調べる。
(2017/3/21 05:00)