[ ロボット ]
(2017/4/4 05:00)
NECソリューションイノベータ(東京都江東区、杉山清社長、03・5534・2222)は、両手を使わずに飛行ロボット(ドローン)を操縦するシステムを開発した。ヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)をかぶって首を振るとドローンがその方向に回転し、足元のディスクで前進などを指示する。ドローンに作業用ハンドを搭載する場合、ハンド操縦用に両手を空けられる。2017年度中の実用化を目指す。
ドローンの水平方向の回転をHMDの左右の首振り、上昇と下降をHMDの上下の首振りに対応させた。水平移動は足元のディスクの傾きと連動させる。ディスクを前に傾けると前進、左右に傾けると左右へ移動する。
ドローンの視点で確認できるため直感的な操作が可能。HMDはスマートフォンを利用した簡易型にし屋外で使いやすくした。
両手はドローン用のハンドの操作に当てる。NECは打音検査用のドローンを開発中。アームの先の全方位カメラやセンサーを狭所に差し込んで点検するなど、高所作業は今後増える見込み。
(2017/4/4 05:00)