検証／日本ＩＢＭ・富士通・ＮＥＣ、ICT３社の人事から読む攻め手

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  グローバル展開が焦点のＮＥＣ（入社式であいさつする新野隆社長）

デジタル革新時代の幕が開け、活気づく情報通信技術（ＩＣＴ）業界。ＩＣＴ大手３社は４月に経営体制を刷新させ、攻めの経営を本格化している。日本ＩＢＭは１日付でトップを交代し、米ＩＢＭのデジタル変革担当だったエリー・キーナン氏（５２）が社長に就任した。富士通やＮＥＣも役員の若返りなどを進め、次の一手を見据える。大手３社の新役員体制と、攻め手を検証する。

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日本ＩＢＭ、コグニティブで新風

日本ＩＢＭはポール・与那嶺氏（５９）から、キーナン氏へと経営をバトンタッチした。キーナン氏はプログラマーから経営幹部に上り詰めた“たたき上げの実力者”。世界中を渡り歩いてきた豊富な経験と人脈を生かして、ＩＢＭが推進するコグニティブ（認知）コンピューティングの新風を日本に吹き込む。

日本ＩＢＭにとって、外国籍...