日本原電、米社と合弁設立−原発の運転・保守、日立子会社に助言

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  会見する肥田日本原電常務

日本原子力発電は１３日、原子力発電所の運転・保守に助言する合弁会社「ジェクセル」を米大手電力会社のエクセロンと設立したと発表した。英国で原発建設を計画する日立製作所の英子会社とアドバイザリー契約を結ぶ。日本原電とエクセロンは両社の運転や保守に関わる知見を提供し、日立子会社の原発事業を支援する。

新会社の資本金は１０００万円で、両社が折半出資した。日本原電は日本で原発の運転実績が豊富。エクセロンは高い稼働率を維持する運転管理モデルを持つ。日本原電の肥田隆彦常務は「日本と海外では規制が違い、海外では米国流が主流。英国は日本に似ているところがあり、英国にあったモデルを日米で作る」と新会社設立の狙いを語った。

日本原電の国内の原発は運転を停止しており、新会社は新規事業として期待できる。「契約前だが、それなりの収益になる」（肥田常務）と見通した。日立子会社のホライズン・ニュークリア・パワーの原発は２０１９年の着工予定。