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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/4/17 05:00)
スズキと東芝、デンソーは、インドで自動車用リチウムイオン電池(LIB)パックの製造に乗り出す。3社共同で合弁会社を2017年中に設立し、2020年ごろまでに生産開始を目指す。設備投資額は約200億円。製造するLIBパックは、スズキのインド製造子会社に供給する計画。現地でLIBパックを安定供給できる体制を構築して、インドで強まる自動車への環境規制対応と環境車の普及促進につなげる。
合弁会社は資本金約20億円で、出資比率はスズキ50%、東芝40%、デンソー10%。工場の生産能力などは検討中だが、建設場所はスズキの工場の近隣を予定している。
インドでは、20年の排ガス規制の導入に加え、22年には燃費規制も強化される予定。「環境への対応が重要な課題」(スズキの本田治技監)となっており、小型車に適した環境技術の導入が今後求められてくる見通し。
スズキは環境対応車として既に、エンジンをモーターでアシストする「マイルドハイブリッドシステム」を搭載した商品を販売している。今後3社で生産するLIBパックを自社商品に搭載し、現地の環境対応車の需要を取り込む。
また「LIBパック工場を建設する以上は、長期的に電気自動車(EV)への投資や技術開発にも取り組みたい」(本田技監)と説明。将来の電動化への対応を示唆した。
(2017/4/17 05:00)
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