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[ 建設・住宅・生活 ]
(2017/4/19 05:00)
竹中工務店は18日、人の歩行などで建物の床に生じる微細な振動を低減する制振技術「SPADA―Floor(スパーダ・フロア)」を開発したと発表した。床を支える梁(はり)の端部に取り付けた小型アクチュエーターが、センサーで検知した振動を打ち消す波を送り、振動を抑える。小型装置を取り付ける軽微な工事で振動対策ができる。
スパーダ・フロアはアクチュエーターに、電圧を加えると伸縮する性質を持つ圧電セラミックスを利用した。センサーが振動を検知すると、制御コンピューターが信号を出して圧電セラミックスに電圧を加える。圧電セラミックスの微少な伸縮により、振動を打ち消す波を送る。薄膜の圧電セラミックスを建築構造物の振動制御に応用したのは世界で初めてという。
新技術を同社東京本店(東京都江東区)の床の一部に適用し、歩行などに生じる振動を約3分の1にする効果を確認した。
今後、鉄骨造の建物を中心に、使用中のオフィスビルや店舗、病院などに振動対策を提案する。
(2017/4/19 05:00)
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