[ 機械 ]
(2017/4/24 05:00)
【広島】ツボサン(広島県呉市、梶山重雄社長、0823・79・5121)は、スイスの高級ヤスリメーカー・バローベと共同で、最高精度のヤスリ「技能五輪(検定用)SPシリーズ=写真」を開発した。技能五輪の競技用として24日に発売する。価格は1本6960―1万4280円(消費税抜き)。販売目標数量は設定していない。
SPシリーズはヤスリ本体をバローベの工場で生産。通常よりも高い品質基準を設け、全数検査した上で面の平行度が高いもののみを選び出す。ここにツボサンが独自の表面処理を施して刃の切れ味を高めるほか、汗がついてもさびにくくする。
断面が長方形の「平ヤスリ」で、刃のついている部分の長さ(刃長)が200ミリ、250ミリ、300ミリメートルをそろえた。
技能五輪の「抜き型」や「機械組立て」などの競技では、手仕上げで金属面の精度を高めるためにヤスリが使われる。
国内競技ではほとんどバローベ製が使われており、ツボサンは輸入代理店となっている。
今回、顧客ニーズを取り入れて、さらに精度と切れ味を高めた最高級品を投入することとした。
(2017/4/24 05:00)
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