[ ロボット ]
(2017/6/2 05:00)
岡山理科大学は、ムカデ型ロボット「i―CentiPot(アイセンチポット)=写真」を同大学構内で初披露した。大阪大学、東北大学と共同開発したもので、ムカデのように細長い体に複数の脚をもち、安定的な歩行が可能。くねくねと地面をはい進む姿は、「きもかわいい」と評判だ。
ロボットは全長約1・3メートル、重さ約1・5キログラム。胴体は樹脂製で17個の体節をステンレス製の軸とゴムスポンジでつないでいる。センサーなどはなく、市販モーター8個を搭載し3・7ボルトバッテリー4個で駆動する。時速約0・4キロメートルで進む。
岡山理科大大工学部機械システム工学科の衣笠哲也教授は「ロボットの構造はシンプルだが、複雑な制御なしに生物らしい動きができる。今後はモーターの数を減らすなどで軽量化、高性能化につなげたい」としている。(岡山)
(2017/6/2 05:00)