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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/6/8 05:00)
【京都】タカラバイオは膵臓(すいぞう)がん治療に腫瘍溶解性ウイルス「HF10」を用いる臨床試験を、国内で初めて実施する。期間は7月から2019年3月。第1相臨床試験を実施するため、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に再生医療等製品としての治験計画の届けを提出した。同社が開発したHF10の国内の開発、販売に関して独占的ライセンス契約を結んでいる大塚製薬と共同で実施する。
切除不能な進行膵臓がんを対象とし、超音波内視鏡を用い腫瘍に直接HF10を投与する。現状、膵臓がん治療で使用される抗がん剤も併用する。目標症例数は6例。国立がん研究センター東病院、神奈川県立がんセンターで実施する予定だ。
腫瘍溶解性ウイルスは、がん細胞で増殖し、増殖によりがん細胞を破壊し、放出されたウイルスは周囲のがん細胞に感染する。HF10は日本と米国で悪性黒色腫を対象とした臨床開発を実施している。
(2017/6/8 05:00)
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