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[ エレクトロニクス ]
(2017/6/21 05:00)
シャープは20日、台湾・鴻海精密工業の傘下に入って初めての株主総会と株主向けの経営説明会を堺市内の本社で開いた。戴正呉社長は株主との質疑応答で「来年は必ず配当できるよう頑張る」と述べ、2018年3月期の当期黒字化、復配に意気込みを示した。
東証1部復帰については「6月29日か30日に申請する予定」と明かした。復帰時期は未定だが「復帰後は社長を辞めるが、(20年3月期までの)中期経営計画は責任を取る。会長になって日本人の次期社長を育てる可能性もある」とした。中国や米国で同時に投資計画を進める液晶事業は「技術開発や亀山工場の設備に投資する」として積極姿勢を改めて強調。海外拠点では賞与体系を見直し国内同様に「信賞必罰」の報酬制度導入を進める。
総会は経営陣や鴻海への不信感が噴出した昨年と打って変わり、終始穏やかな雰囲気で進行。株主からは業績を大幅改善させ、株価を5倍近くに上げた戴社長の手腕を評価する声が多く「一日でも長くシャープにいて下さい」「他社にない商品(の発売)を大いにやってほしい」との声も上がった。
総会の所要時間は1時間7分で過去最長だった昨年の3時間23分から大幅に短縮。元堺ディスプレイプロダクト取締役の王建二氏や元NHK理事の西山博一氏を含む新任取締役5人の選任などを決議して終了した。
(2017/6/21 05:00)
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