[ 機械 ]
(2017/6/29 05:00)
【阪村機械製作所社長・中野孝之氏】
―出展する装置の特徴を教えて下さい。
「今回の装置は圧造力2300キロニュートン、7工程、切断径23ミリメートル、切断長80ミリメートルのサーボフォーマーを出展する。サーボ化により製品精度の向上、成形工法の改善が見込める」
―自動化対応は。
「フォーマーで成形する部品は精密化が進み、ネットシェイプ化されることが多く、打痕傷は許されない。成形後の部品の打痕傷を防止するためのコンベヤーは既にある。今回は成形品をコンベヤーからピッキングし、コンテナに投入するロボットを出展する」
―ロボットの実用化は。
「顧客の現場では、2人ほどでピッキング作業を担当しており、この作業の自動化ニーズは高い。今後、フォーマーを使う工場内での耐環境性などの検証を進め、実用化する」
―IoT(モノのインターネット)対応はいかがですか。
「フォーマーの稼働状況から生産進捗(しんちょく)管理、保全管理、異常管理をパソコンなどで一括管理できるシステムを参考出展する。顧客の声を聞き完成度を高める」
(京都・水田武詞)
【しのはらプレスサービス常務・営業本部長 篠原清人氏】
―今回のテーマは。
「これまで当社が提唱してきた『トータル・ソリューション・エンジニアリング』だ。ブースは点検・機械加工や修理・改装、安全装置、搬送装置、サーボ・加工、海外・協業・会社紹介など七つのコーナーで構成している。前回同様に25コマを確保しており、このスペースを最大限に活用し、プレス機械に関する問題を総合的に解決できることを訴求する」
―見どころは。
「トータル・ソリューション・エンジニアリングを一層推進するために当社が考えてきたIoT(モノのインターネット)を駆使したソリューションを発表することだ」
―IoT以外にも新商品を発表します。
「製造現場の保全活動をサポートするため、専門家でなくても一般ユーザーが非常に簡単に使用できるプレス機械の保全ツールを発表する。さらに、これまでにもIHIやアミノ(静岡県富士宮市)など他社との協業を積極的に進めてきたが、今回は装置メーカーとタイアップして開発した新しい商品も見てもらいたい」(千葉・中沖泰雄)
(2017/6/29 05:00)
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