[ 金融・商況 ]
(2017/7/18 12:00)
(ブルームバーグ)仮想通貨を支えるブロックチェーン(デジタル台帳)技術の新興企業コインダッシュのウェブサイトが17日、ハッキングに見舞われ、同社のイニシャル・コイン・オファリング(仮想通貨の発行による資金調達、ICO)に参加しようとした投資家から700万ドル(約7億8500万円)が盗まれた。
同社がウェブサイトで発表したところによると、ICO参加の投資家に仮想通貨イーサリアムを特定のアドレスに送金するよう指示していたが、このアドレスがハッキングで別の偽アドレスに改ざんされたもよう。攻撃はまだ続いており、実行者は分からないという。コインダッシュはICOを終了し、投資家にイーサリアムの送金をストップするよう指示した。
ICOは28日間もしくは調達額が1200万ドルの上限に達するまで続く予定だった。コインダッシュはこれまでに640万ドルを調達できたとし、偽アドレスに送金してしまった投資家を含め、同社発行の仮想通貨を提供すると説明した。
(2017/7/18 12:00)