[ 機械 ]
(2017/8/1 05:00)
三菱重工業が31日発表した2017年4―6月期連結決算は、当期損益が44億円の黒字(前年同期は121億円の赤字)となった。前年に三菱自動車を持ち分法適用会社から除外するために計上した損失の影響がなくなった。一方、本業のもうけを示す営業利益は、前年同期比35・0%減の161億円で着地した。国産小型旅客機「MRJ」の開発費増加などが響いた。
事業別の営業利益では、エネルギープラントなどを主力とするパワーセグメントが、同90・8%減の6億円だった。原子力発電所関連事業で一時的な費用が増加した。インダストリー&社会基盤セグメントは、同6・7%増の161億円と利益面で下支えした。自動車用ターボチャージャー(過給器)や交通システムなどが堅調に推移した。
18年3月期連結業績見通しは、期初予想を据え置いた。
また同社は仏原子力大手アレバが分割し、フランス電力公社の傘下に入る原子力事業会社「ニューLP」に19・5%、4億8750万ユーロ(629億円)を出資することでフランス電力公社とアレバと合意したと発表した。
(2017/8/1 05:00)
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