[ ロボット ]
(2017/8/2 05:00)
【札幌】カナモトは、建設機械を遠隔操縦できる人型ロボット「DOKA ROBO(ドカロボ)3=写真」を開発した。建機の運転席に設置し、災害などで人が近づくと危険な現場などでの活用を想定する。災害復旧や危険地帯での利用を視野にレンタル提供する予定。
ドカロボは、ジュラルミン・アルミ製で高さ150センチメートル、重さは18キログラム。これまで油圧ショベルなどの建機を遠隔操縦するには、本体を改造する必要があった。ドカロボは、建機の運転席に設置するだけで、遠隔操縦ができるようになる。
ドカロボに搭載された現場のカメラ映像を見ながら、遠隔で操縦できるコックピット型コントローラーも開発した。映像を見て、レバーなどを操作すると、同様にドカロボも動くことで、実機の運転席に乗っているのと同じ感覚で操縦ができる。
通信距離は見通し次第だが、200メートル程度を見込む。今後、ブルドーザー、クレーンなどにも対応する予定という。
(2017/8/2 05:00)