戸田建設、クレーンつり荷の旋回制御装置開発

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  つり荷旋回制御装置の現場適用状況

戸田建設はクレーンによる、つり荷の旋回を制御する装置「ジャイアン」を開発した。物体を高速回転すると姿勢が乱れにくくなるジャイロ効果を利用。揚重作業中の強風や、クレーンの動きに伴う慣性力でつり荷が旋回するのを防ぐ。揚重作業の安全性を向上し、つり荷を正確な位置に取り付けできる。鉄骨工事や外装材の取り付けで利用する。

新開発の制御装置は内蔵するホイールを高速回転させてジャイロ効果を利用し、つり荷の動きを制御。風に対してつり荷の姿勢を一定に保持できる。同時にジャイロ効果で発生する力を用いて、つり荷を所定の位置に旋回することも可能。制御装置を適用した現場では、鉄骨１本の設置に要する時間を従来の３分の１に削減した。